恐怖体験談

人形の足音

その頃私は小学校3年生くらいでした。3年のトイレはよく出るらしく、私は見たくないものばかり見ていました。

ある日のことです。私がトイレに入るとドアを開く音がしました。私は「あ、そうか。友達が入ってきたんだ」と思い、少しだけドアを開けてみました。すると……なんとそこにいるのは友達の誰でもなく、人形だったのです。

私は驚いてドアを閉めました。その時はさほど恐怖心がなく、「大丈夫だ。ばれはしない」と心に言い聞かせていました。しかし「こつ……こつ……こつ……」とだんだん近づいてくる足音に、「大丈夫だ」と言い聞かせていた思いは見事に崩れ去りました。「もうだめだぁ……」と絶望に浸っていると、その音は聞こえなくなりました。私は安心して気をゆるめました……その時です。

「にゅっ」と人形の手がトイレのドアの隙間から出てきたのです。「!!!!」私は体が固まってしまいました。その手は私を探すように左右に動いているのです。私は決心を決めて思いっきりその手を足で踏み潰しました。「う!!」 人形はうめき声をあげて消えてしまいました……。

その後、私は「もう済んだことだしぃ……」とか言いながら教室に戻りました。それから私はトイレではあんまり見なくなりましたね。

実はこの人形、前にも見ていたんです。前の話をお読みになりたい方は「怖い話…好き?」の掲示板をご覧下さい。

※「怖い話…好き?」は閉鎖された為、リンクをはずさせて頂きました。(管理人)

投稿者:フグ刺し 様(1999年10月 2日掲載)