わたしの彼はミステリースポット巡りが大好きです。自らゴーストラボ所長を名乗り、全国に散らばった大学時代の友人、後輩を巻き込み、日々情報収集・調査に努めております。私自身も怖い話は嫌いではありません。彼と出会うきっかけは茨城県のT学園都市探検でしたから。
そんなある日、彼は花魁淵に行こう、と言い出しました。その土地にまつわる伝説は悲惨なものでしたが、よくある話に思え、念のためネット検索で下調べはしましたが、私自身は絶対見えないし、霊感は0(ゼロ)という妙な自信があったため、軽くOKしました。
他にも参加メンバーを募り、多少霊感らしきものがあるという者3名、ちょっとは感じるかな?という者2名(彼はこの部類)、まったく感じないぞという者4名(わたしはこの部類)という大所帯で向いました。
収穫は……有り余るものでした。あえてここで詳細は語りません。まずは行ってみて下さい。見えない感じないはずの私でも、妙な具合になりました。実際の私の体験のクライマックスは、花魁淵から帰ってからでした。
花魁淵の帰りの高速道路のパーキングエリアで、なかなか戻ってこない彼を待ちきれず、迎えに行こうとドアを開けた時です。車のドアの窓に見慣れない青と黄色の2色使いのスニーカーを履いた足が見えました。上の方はなぜか暗くて見えません。膝から下だけ……。一瞬後ろに誰かいるのかと振り向くと……誰もいない。モスバーガーとトイレくらいしかないパーキングエリアなので、駐車場はガラガラです。後ろには一台も車は止まっておらず、隣りにカップルの車が一台あるだけ。
気味が悪くなったわたしは、車内に戻りました。すると後部座席のGさん(霊感なしを自負)が「のんさん、手あげてみて」といきなり言います。わけもわからず手を上下させると、「うんうん」と一人で納得しています。「何?」と聞くと、「今さ、隣りの車の窓に何か白いものが映ってたんだよ。位置的にはうちの車と隣りの車の間に何かあったら、こんな風に映るかなって思ったんだけど、実際は何もない。多分のんさんの手だと思って、試してみてただけ」……おいおい(ノ_<。)何だよそれはよぅ〜。ようやく彼と同じ方向に帰る皆様が戻ってきて、車は出発しました。
わたしはさっきの足の話とGさんの話をしました。すると、多少霊感ありのCさんがぽつりと言いました。「怖がらせちゃまずいと思って言わなかったんだけど……この車、乗せてきちゃったんだよ」何を、何を、何を〜!!何を乗せてきたの〜!!(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)
CさんとGさん(実はGさん神主の家系で知識はある)と彼で、一生懸命お祓いをしていましたが、妙な気配はなかなか消えません。Cさんいわく「……だって、一人だけじゃないもの」ひぃ〜!!
しかしGさんが車を降りると、不思議と気配が消えました。Gさんが連れて帰ってくれたのか?しかしGさんいわく「あれから妙なことなぞなかったぞ」そんなぁ〜。わたしはそれから妙なものを見てしまったのに……。その件に関してはまた今度書きます。