どもっ、初めての投稿です。
これは、僕の大学1年の時の話。あれは夏頃だったでしょうか、しばらく金縛りが続いていた時期がありました。その頃の僕は、金縛りは肉体現象の一つ、として認識していたので、たいして気にも留めてなかったんですね。慣れない環境で体も疲れてるんじゃないのか、と。
そして1週間ぐらいしてその金縛りはおさまり、やっと安心して寝られる、と少々安心しました。さすがに1週間以上続くと気持ちが悪いものです。しかし、金縛りが収まった次の日にそれは起きました。
その日は熱帯夜だったので部屋の窓を開け、網戸の状態にして寝ていました。窓からは街頭の明かりが入ってきます。ふと目が覚めた時、ベッドの脇に何かの気配を感じました。
目を横にやるとスーツを着た人の姿が目に入りました。紺の上着にエンジ色のネクタイ。「どろぼう!?」初めはそう思いました。しかし、すぐにそれは、少なくとも人間ではないことに気がつきました。
肌の色は真っ黒、頭はつるつる、顔はのっぺらぼう。それが僕のことをじっと見下ろしてる。まるでデパートにおいてある黒いマネキンのような……そんな姿でした。「うわっ!」と叫んで思わず目を閉じ、次に目を開けたときにはそれは姿を消してました。
それから1ヶ月ほどは、いたって平和な毎日を送ってました。しかし、秋になるとまた金縛りが始まり、さらなる異変が僕を襲いました。……続きはまた今度。
(マネキンの声[後編]へ続く)