私が体験した不思議な話を1つしましょう。あれは、わたしが7歳の時に体験しました。まだ小さな子供だったので細かいところは少し違うかもしれません。
夏休みのある夜、近所の友人と学校近くの廃屋に肝試しに行きました。時間は夜中の12時。昼間に計画をした時には10人近くいたのですが、実際集まったのは私を含めて5人でした。同い年の友人が2人、高校生と大学生の友人がついてきてくれました。私が住んでいた町では子供たちの肝試しは大人にも認められていたので、監視役として高校生と大学生がついてきたのです。
肝試しをした廃屋は、数年前に一家の主人が会社をクビになりノイローゼになったとかで自殺をし、家族は引っ越してしまったとの噂でした。5分くらいで着き、1人ずつビデオカメラを持って入っていきました。そうすることで全部の部屋に行ったか証明するのです。
廃屋から少し離れた所で待機しました。私はクジで最後になりました。いよいよ私の番になって玄関前に立つと、この家だけ空気が違うと感じました。しかし行かなければならないので「おじゃましまーす」といってから入り、全部の部屋をまわって、「おじゃましましたー」といって廃屋を後にしました。
後日、撮影したビデオをメンバーでみると、なんと主人が自殺した部屋の部分だけ砂嵐になっていました。他のところは何ともなかったのに……全員の映像がその部分だけ……。そして、私の映像にはかすかに声が入ってました。玄関で「おじゃましまーす」の後に
いらっしゃーい
と……。そして、「おじゃましましたー」の後に
帰さないよー
と…………。メンバー全員怖くなり大人たちに話したところ「そんなわけないよ、だってあの噂は肝試し用に作ったんだよ」と……。
実際にそんな事実はなく、あの家の人はただ引っ越しただけでした。その後話を作った人を探しましたが、いつの間にかあの噂はあったとの事でした……。