これは僕の体験した話ではなく、僕の親友が体験した話です。
親友の前住んでた家が、寺の敷地内にあって(親父殿は坊さんなんですが)、ある日頭が痛くて、胃薬を飲んで(ナゼ?)早めに寝たそうです。そして、夜中の二時ごろ、おじさんがトイレに起きて、用を足して帰ってくると、親友の部屋からボソボソと話し声がしたそうなんです。
その時は彼女と電話でもしているのだろう、と気にも留めなかったそうなんですが、一時間たってもまだしゃべっているので、いつまで電話しているんだ!とおばさんが叱りに行ったそうです。「いつまで電話してるの!!」と声を張り上げふすまを開けたとき、おばさんは親友の異常に気づきました。
親友は電話などしていなかったのです。親友はちゃんとベットの上で寝ていたのです。目を開いて天井を見つめしゃべっていたそうです。すぐにおじさんもとんできて、親友を起こそうとしました。しかし、ゆすっても体が硬直していてビクともしないし、のぞきこんでもおじさん達のことは見えていない様なんです。しょうがないので、おじさん達はあきらめて寝ることにしました。
次の日の朝、親友は、おじさんから昨日の出来事を聞き、びっくりしたそうです。その後親友が変な体験をしたとおじさんに話をしたそうなんです。その内容とは、夜中に誰かが親友に話し掛けてくるので、目を開けたところ、天井に無数の顔があったそうです。その顔はおじいさんから幼稚園ぐらいの子供まで老若男女様々な表情だったそうです。その顔達が話し掛けてくるので、親友もその顔達が死んだ理由などを聞いてあげていた、という内容だったそうです。
その後おじさんから話をした順番を教えろと言われたので、説明したところ、おじさんはやっぱりそうかと納得したそうです。その順番とは、新しくつくった納骨堂にお骨を入れた順番だったのです。そして、親友の部屋の前がその納骨堂だったのです……。