これは僕が数年前に体験したことです。僕は霊感がないと思っていて、実際に見たことはないと思ってます。興味があるから霊が見えるわけでもなく、見えない人にはやっぱり見えないものですよね。
ある都内某所の公園で体験した不思議な体験です。東京ドームのそばにある駅(こう書いたらわかるじゃん)の近くの専門学校に通っており、帰りに仲のいい友人とそのままカラオケに流れて、飲み屋へ直行。友人7人で飲んでて、夜12時くらいまで騒いでました。
その中のひとりが飲み過ぎたらしく酔いをさますため、近くの公園でも行こうという話になりました。僕はお酒がまったく飲めないので、いつも酔いつぶれた仲間の介抱の役でした。
そのうち終電もなくなり、そこではじめたのがなぜか「缶蹴り」鬼になった人から隠れ、鬼のすきを見て缶をけとばすという遊びです。隠れてる人を全員見つけないと終わらないという…子供の頃によくやった遊びです。結局ひとりは酔いつぶれベンチでダウンしたままでした。
6人のいい年した大人の缶蹴りがはじまりました。けっこうひっそりとした公園で、僕ら以外には誰もいませんでした。缶蹴りをはじめて10分くらいたったでしょうか。みんな隠れてた人は捕まりはじめていて、そろそろ缶を蹴りに行くか!と思った時です。
すぐ傍に、ひとの気配がありました。でも、誰かがいるとこに隠れる人なんていません。気配を感じたほうを見ると、ぼんやりとした白い影のようなものが見えました。「あぁ、疲れてるんだな」そんなことを考えました。気がつくと、その影はもうありませんでした。友人の誰かがそこにいて、僕が気がつかなかっただけだと。
しかし、鬼のほうを見ると捕まってるのが4人…おかしい。6人ではじめて捕まってるのが4人、僕と鬼をいれて6人……。参加してない酔いつぶれた友人はベンチで寝てるし……。ちょっと背筋がぞくっとしました。
結局僕も捕まり、缶蹴りが終了すると友人のひとりが変なことを言い出しました。もともと霊感があるらしく「隠れてたら、2〜3人そのテのが傍にいた」と言うのです。僕が感じたのは気のせいだと思いつつも、少し不安だったので友人に話してみました。「白くてぼんやりしてる影だったし、画面の焼き付きみたいな感じだったよ。はっきり見えたわけじゃないし、気のせいだよね?」そうしたら友人は、こう言いました。「はっきり見えたら霊じゃないだろ?」って。
僕は実際に見ないかぎりは信じないタイプなので、あくまで不思議な体験として記憶に残してます。