恐怖体験談

見えない姿

初めて投稿させていただきます。元々、私には霊感とかそういったものは全くありません。ですが、何故かあの場所ではよく霊体験にあいました。

小学三年生の頃、両親の転勤で広島のある所に引っ越しました。そこは住宅街でとても綺麗な家でした。当時の私は小さかったので一人部屋が許されず、兄と二人で部屋を使っていましたが、その部屋よりもむしろ私は父の部屋を気に入っており、日頃からよくその部屋に入り浸っていました。

私は、学校から帰ってその部屋で昼寝をするのですが、その日もいつものように部屋で昼寝をしていたら、夢の中でかすかに何かを激しく叩く音が聞こえてきたんです。だんだんとその音は大きくなっていき、しまいには私はその音で起こされてしまうほどでした。

ですが、夢の中だけと思っていたのに、その音は目覚めた私の耳に今だに聞こえ続けてきていたのです。そして激しくなる音とともに揺れる窓。父の部屋があるのは二階です。人などいるはずがないのです。私は自分の考えに怖くなり、その場を逃げ出したかったのですが、好奇心もあり恐る恐る窓を見てしまいました。

そこには人もおらずただ外の風景をうつした窓が激しく揺れ、そして変わらず今にも割れんばかりの勢いで叩かれる音が部屋中に響いているだけでした。私はもう恐怖で泣きながら、部屋から、そして家から飛び出して逃げました。

住んでたのは短い期間でしたが、ほかにもあの家では不思議な体験がありました。広島は原爆があったせいか、近所にいた友人宅でもよく出ていたそうです。今では他の県に移り住んで全く見ることは無いのですが、広島だけはもう二度と住みたいとは思えません。

投稿者:桜 様(2001年 9月 8日掲載)