これは私がはじめて体験した不思議な出来事です。基本的に、自分には霊感の類はまったくありませんので今でも不思議です。
私はバスフィッシングが大好きで、よくフローターという浮き輪に乗って、池に浮きながら釣りをしています。そのときに行った池も、山の中腹にある名も無い野池で道の両側が草木に生い茂られた農道を上がっていくとありました。前に来たことがある池なので別に何の気もせずに用意を済ませ池に浮きました。
早速ポイントへとゆっくりフローターを進め、いざルアーをキャスト!すると視界に木々の間に見える1台の車が見えました。池のすぐ上の土手に止まっているみたいで車種はわかりませんが運転席に男の人が座っているのが見えました。じっと前を見たまま動きませんでした。私も仕事の休憩なんかで車に乗っていると結構ぼーっとしていることがあるので別に気にもせず釣りを続けました。
日も大分傾いて池全体が山の陰で隠れてきて、そうなるととたんに心細くなってしまい早々とかたずけを済ませ山の向こう側に行くべく農道をのぼりはじめると右手奥にまだその車は止まっていました。まだ休憩しているんだと思って見ていると…
その車、ナンバーが無いいわゆる廃車の車でした。しかも車が入ったなら轍の草が踏み潰されているはずなのにそんな形跡もありません。もちろん車の中に人なんかいるわけもありません。訳もわからず頭ン中真っ白で家に帰り、早速釣り仲間でそのあたりの釣り場に詳しい義弟に連絡してみたところ「うわ〜かなり勇気あるね〜」とのお言葉。
聞くところによるとその辺りの山では2〜3年に1〜2人の自殺者があるそうで、その池の下に位置する池なんかは水死体が浮いたそうです。ですから義弟はその辺りの池には一切近づいていないそうです。やっぱり霊!?だったのでしょうか?今でも解らずじまいです。