心霊探索ルポ

ベルビュー富士ホテル

探索日:2000年4月22日
参加者:テル、紅音、たろ〜、みっちー、局長、J、ドクター、かみおん、夜魅、リン、モモザフ、こっこ(敬称略)

この廃墟を見た時、私は心の底から沸き上がる歓喜に本気で体が震えたよ。今まで出会ったどんな廃墟にもない、じっとりとした陰鬱な雰囲気。やっぱ廃墟はこうじゃないと!ついでにコーディネートはこーでねーと!!…いっそ死ねオマエ…。

今までホテルや団地などの大型廃墟に潜入したことは何度かあったものの、正直どこも心底満足できるものはありませんでした。ホテルや団地などの廃墟というのは、その規模に違いはあってもたいてい同じ作りの部屋が続くだけで、暗闇とその雰囲気に慣れてしまえばあとはただ退屈な調査になってしまうので。ドラクエでも最初に入った塔ってめっちゃ怖いけど、後で取り逃したちいさなメダルを探しに行くとただただ面倒くさいじゃん。て全然違うような。

でもこのベルビュー富士ホテルはそういった廃墟とはまったく違うのです!高さは三階建てとたいしたことはないんだけど、ここではかつて結婚式も行われていたらしく、美容院があったり式場らしきホールがあったりと部屋の種類が多種多様。そんでもって面積もかなり広いため、階段が2カ所(従業員用を含めると3カ所?)あり、内部で分かれて行動してもすぐに合流してしまうということもないです。常々廃墟でサバゲをしたいと思っていた私には、まさにうってつけの場所。いつかガンを持って乗り込んでみたい!

正面玄関のガラスは粉々に砕かれているので、ここは素直に玄関から入れます。入ってすぐに受付らしきカウンターがあり、1階はロビーと大広間、それから奥には厨房が。まずはこのロビーでルール説明だな(すっかりサバゲ気分)。この大広間にはアコーディオンカーテンで仕切られた部分があり、このカーテンのすぐ横には古ぼけたグランドピアノが放置されてます。以前ドクターが訪れた際、このピアノ付近で心霊写真を撮ったとのことだったので、私も記念撮影。何か映ってたら稲川淳二に送ってみよう('∀`)。

2階は天井の高いホールや美容室、小部屋が数室。ホールは壁一面がガラス窓になっていて、割れた窓から吹き込む風がカーテンを舞い上げ、突然月明かりが揺れる様はなかなか怖いかも。でもなんとなくタキシード仮面が飛び込んで来そうな感じがしてちょっとドキドキ(や、来ねーから…)。3階は客室。部屋には窓から飛び込んだ鳥の死体などがあってちょっとヴァーって感じ。

一通り探索が終わり残すは地下のみ。地下は雨水が漏っているのか所々に水溜まりがあり、辺りもカビ臭い。ここは山の斜面に建っているので地下とはいえ外に通じる出口もあるのに、これだけカビっぽいのは多分通路の狭さと部屋が細かく分かれているせいだと思う。それぞれ自由に探索していると、誰かが廊下に立て掛けられている1枚の絵を発見。その絵は外国の教会であげられた結婚式の絵だったんだけど…なんか変。中央に神父様が1人。そしてその両脇に薄く描かれた神父様が2人。神父様がこちらを向いているので、当然新郎新婦は背を向けた状態で描かれているわけだけど……新郎の姿がないのです。つまり、1人ぼっちの結婚式。キリスト教にも結婚式にも縁が無い私には、ただただ不気味に思える絵でした。

その後もさらに探索を続け、私とドクターはある部屋でホテルのバンを発見!さっきも言ったようにここは坂になっているので、館内に直接仕入れ品などを運べるように作られた駐車場だと思われます。修善寺キャッスルのぼろバスとは大違いで、屋内に放置されていただけあって状態は良好。動くかどうか点検してみたけど、やっぱ無理だった!残念!

これでもかって程あちこち調べ倒した所で、私たち百鬼夜行グループは1階に戻ることに。広間をぶらぶら歩きながら雑談していると、柱の影に人影が…!こ、今度こそ出たよ!大マジで!!…と思いきや、それは後から来る人を脅かそうと待ちかまえていた局長&かみおんさんだった。危うくお経唱えそうだったっての…('A`)。

全員が合流したところで、皆の最後の感心はドクターが心霊写真を撮ったという曰く付きのピアノに。噂ではこのピアノに触れると怪我をするとか死ぬとか。でもそんな噂はお構いなしのかみおんさんがピアノに触れたので、何を弾いてくれるのかと期待した瞬間…「♪たーこーたーこーあーがーれーー♪」……いい味出しすぎ!!

帰りは道がまったく分からないため、御殿場インター付近まで局長たちに送ってもらいました。かみおんさんは現在東京に住んでいるので、ここからは私がかみおんさんのお世話を引き受けることに。解散の挨拶の後、局長に言われた通りの道を帰った…つもりだったのに……。人の話を2割程度しか聞いていない私はまたも道に迷い、御殿場インターに辿り着くこともできず、一般道から箱根の山を越えて帰りましたとさ…('∀`)。

参加された皆さま、お疲れさまでした!